ホログラムステッカー用紙は、光を回折して虹色のパターンを生み出す微細構造フィルムを使用しています。この効果はコピーできません。だからこそ同じ素材が、ブランド装飾と偽造防止という2つの大きく異なる市場で使われています。
この2つの用途には異なる構成が必要です。装飾用ホログラムラベルは、見栄えが良く剥がれなければ十分です。一方、セキュリティシールは、痕跡を残さずに剥がして貼り直すことが不可能でなければなりません。
装飾用と改ざん防止用の違い
装飾用ホログラムフィルムは、離型紙と永久粘着剤を備えた金属化PETです。化粧品、玩具、イベントグッズ、限定版などに使用されます。改ざん防止ホログラム素材は脆弱構造(フランジブル構造)を採用しており、剥がすとフィルムが割れたり残留パターンを残したりするため、ラベルを無傷で別の製品に移すことはできません。シリアルナンバーやコバートマーカーを備えたグレードもあります。どちらを選ぶかは印刷上の判断ではなく、セキュリティ上の判断です。
反射面への印刷
標準的なプロセスインキは半透明であるため、ホログラムフィルムに直接印刷すると色が視角によって変化し、文字が読めなくなることがあります。一般的な解決策は白色下地印刷です。デザインにベタ色が必要な部分に白色層を設け、それ以外の部分ではホログラム効果が見える状態で残します。オフィス用インクジェットやレーザープリンターは白色を印刷できないため、下地は製造工程で形成する必要があります。デザインでは、ホログラム領域を小さな文字の背景ではなく、デザイン要素として扱うべきです。
ホログラムラベルの用途
セキュリティ用途には、製品認証シール、保証ラベル、医薬品・化粧品の封緘、イベントや輸送のパスなどがあります。装飾用途には、包装のアクセント、販促ステッカー、クラフトなどがあります。いずれの場合も、ホログラムのエッジが視覚効果の一部であるため、通常は形状に合わせてダイカットされます。密着性は通常以上に重要です。曲面ボトルでカールしたホログラムラベルは不良に見えますし、セキュリティシールでは改ざんのサインになります。
ホログラムラベルのご指定
用途(装飾または改ざん防止)、被着体、ラベルの形状とサイズ、シリアルナンバーなどの可変データの要否、デザインに白色下地が必要かどうかをお知らせください。実際の容器でのサンプルをご依頼ください。ホログラムフィルムは紙より硬く、タイトな曲面では挙動が異なります。セキュリティ用途では、パターンが既製デザインかカスタム原版かをご確認ください。カスタムホログラムは初期費用とリードタイムがかかります。
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